マンスリーマンションに備え付けの洗濯機に関するお役立ち情報
マンスリーマンション(ウィークリーマンション)は、電子レンジ・掃除機・テレビ・エアコンなど、生活に必要な家電類が備わっていることが特長です。
そしてもちろん、毎日の衣類の洗濯に必要な「洗濯機」もあります。
マンスリーマンション備え付けの洗濯機の使用にあたって、特に難しく考える点はありませんが、お部屋選びに役立つちょっとした情報や、ちょっとした注意点はあります。
今回の記事では、そうした“マンスリーマンションの洗濯機に関する情報”をいくつか取り上げました。
マンスリーマンションに付いている洗濯機の種類
マンスリーマンション・ウィークリーマンションに備え付けられている洗濯機の種類は、そう幅広くはありません。
部屋に備え付けられているのは一般的な全自動式洗濯機で、“一人暮らしの方が家で使っている洗濯機”とそう大きく変わるところは無いと思われます。
新築・築浅のマンスリーマンションであれば、”導入している洗濯機が新しい”という傾向はあるかも知れませんが、ハイグレードタイプのマンスリーマンションでない限り、超ハイスペックの洗濯機が置かれていることはほぼ無いでしょう。
つまり、「お部屋の中には、普段使っている洗濯機と同じような感覚で使える洗濯機がある」と捉えていいでしょう。
入居前に要チェックしておくべきなのは次の項目で、“マンスリーマンションによって洗濯機の置き場所が違う”ことです。
マンスリーマンションによって洗濯機の置き場所が違う
- マンスリーマンションの住民共有の洗濯機がある
- 部屋に洗濯機が備え付けで、室外にある
- 部屋に洗濯機が備え付けで、室内にある
上記のように大きく分けて3パターン、マンスリーマンションの洗濯機の置き場所があります。
おおむねインターネットで見られる物件詳細情報に掲載されていますし、担当者からも説明があるので大丈夫だと思いますが、もしもマンスリーマンションの洗濯機の置き場所を知らないまま入居した場合、思わぬ不便さを感じることがあるので、注意しましょう。
【1】マンスリーマンションの住民共有の洗濯機がある
知らなかった場合に最も不便になるのは、”マンスリーマンションの住民共有の洗濯機がある”パターンです。
マンスリーマンションの1階や、偶数階・奇数階ごとなどに、マンスリーマンションの住人が使えるコインランドリーがあるイメージです。
このパターンの場合、洗濯のたびに部屋の外まで行く必要があるのが面倒なこと、共有の洗濯機の利用は有料であるケースが多く思わぬ出費につながることがネックです。
できるだけ普段通りの生活がしたいとお考えなら、部屋ごとに洗濯機が付いているマンスリーマンションを探すことをオススメします。
【2】部屋に洗濯機が備え付けで、室外にある
マンスリーマンションでは”部屋ごとに1台の洗濯機を、室外(ベランダ・バルコニー)に設置している”というケースがあります。
「自宅の洗濯機も室外にある」という方はさほど不便を感じないかと思いますが、「自宅の洗濯機が室内にある」という方にとっては、普段と違って使い勝手が悪く感じるかもしれません。
洗濯機から衣服を出して、そのままベランダに干せるという強みがあるものの、「室外洗濯機はちょっと微妙…」という方は間取り図や詳細情報をしっかりチェックし、室内に洗濯機が置いてあるマンスリーマンションを選ぶことをオススメします。
【3】部屋に洗濯機が備え付けで、室内にある
マンスリーマンション・ウィークリーマンションの洗濯機の置き場所で、1番多いのは「部屋に洗濯機が備え付けで、室内にある」パターンです。
寒い中外へ出たり、逆に暑い中外へ出たりしなくてもいいので、室内に洗濯機があるタイプのお部屋は人気が高いです。
洗濯物の干し場所に困らない事はマンスリーマンションのメリット
ビジネスホテルへの長期滞在と比較した場合の、マンスリ―マンション・ウィークリーマンションを利用するメリットの1つに、“部屋ごとにベランダ(バルコニー)がある場合がほとんどであること”が挙げられます。
マンスリーマンションによりますが、ベランダには大体物干し竿か、洗濯物を干すための強いロープが張られています。
マンスリーマンションで1人暮らしをされる方の場合、”ある程度洗濯物が溜まってから、一気に洗って一気に干す”という方も多いと思うので、部屋の外でたくさん衣類を干せることは意外と便利です。
ベランダの広さはお部屋により異なりますので、インターネット上で見られる間取り図などで確認しておくことがベターです。
洗濯物を浴室で干せる浴室乾燥機付きのマンスリーマンションが人気
生活に必要最低限な家具・家電以外で、マンスリーマンション・ウィークリーマンションにどんな設備が揃っているのかは、物件によって異なります。
便利な設備が充実しているほど、賃料も少し高くなる傾向はありますが、月単位の長期出張などが目的で入居する方の場合、賃料よりも生活の快適さを重視して設備が充実している物件を選ばれる方が多いです。
中でも、人気が高いのは浴室乾燥機付きのマンスリーマンションです。
室内の洗濯機で洗った洗濯物を、浴室のランドリーパイプにかけてカラッと乾燥させることができるので、通常の部屋干し特有の嫌なニオイがしにくく、外干しのように急な雨にヒヤヒヤすることもないため、生活の快適度は高まるでしょう。
浴室乾燥機付きのマンスリーマンションは、特に女性からの人気が高い印象を受けます。
⇒ 女性に向いたマンスリーマンションの特徴を知りたい方はコチラ
※「女性が住んでも安心!ウィークリーマンションのよくある疑問と選び方」のコラムへリンクしています。
マンスリーマンションの洗濯機の使用に関する注意点
- 洗剤などの消耗品について
- 洗濯機の故障・不具合について
- 洗濯機使用時の騒音について
以下では、マンスリーマンションの洗濯機の使用に関する、ちょっとした注意点を3つ解説していきましょう。
【1】洗剤などの消耗品について
マンスリーマンションにはひと通りの家具・家電は揃っていますが、洗剤などの消耗品は基本的にありません。
洗剤や柔軟剤などは自宅から持ってくるか、付近のドラッグストア・スーパーで購入しましょう。
⇒ マンスリーマンションに持っていくべき必需品を知りたい方はコチラ
※「ウィークリーマンションの必需品とあれば便利な物 」のコラムへリンクしています。
【2】洗濯機の故障・不具合について
あまり話に聞いたことはありませんが、もしも洗濯機の調子が悪い・故障したなどのトラブルが起こった場合は、自分で何とかしようとせずに、契約したマンスリーマンションの運営会社に連絡しましょう。
運営会社のスタッフがお部屋まで洗濯機の状態を確認に来て、必要に応じて専門業者を迅速に手配します。
例えば屋外に置いてある洗濯機の場合、超大型台風など何らかの悪天候の影響を受け、壊れてしまう可能性もなくはないので、「もしもの時」の連絡フローを頭の片隅に入れておくと安心です。
【3】洗濯機利用時の騒音について
まず「マンスリーマンションの壁は薄い」と思われている方がいらっしゃるのですが、マンスリーマンションだからといって、壁が薄い造りになっているということはありません。
マンスリー形態であるか否かではなく、物件の構造の問題なので、ほとんどは一般的な賃貸マンションと変わらない壁の厚さであり、「マンスリーマンションだから…」と騒音に対して過剰に心配をしなくても大丈夫です。
しかし、騒音に対して配慮するのはいいことです。22時以降など、そろそろ眠り始める人が出てくる時間帯には、洗濯機を回さないようにするなどの配慮はあるべきかと思います。
洗濯機に関わらず、もしも騒音に関するトラブルがあった場合は、当事者同士で解決しようとすると話がこじれてしまう可能性があるので、マンスリーマンションの運営会社に連絡して、先に間に入って対応してもらうようにしましょう。
まとめ
以上、マンスリーマンションの洗濯機に関する様々な情報をお伝えしました。
自宅で使用している洗濯機とはメーカーや型が違って、はじめは使いづらさを感じるかもしれませんが、すぐになれることがほとんどです。
きちんと洗濯をして衣類を着まわす前提なら、マンスリーマンションへ持っていく荷物の量が少なく済み、とても楽です。
もしもあれば浴槽乾燥機と合わせて使い、日々の生活に役立ててみましょう。